不登校のこどもと親の居場所「トコトコくらぶ」のはじまりは
トコトコくらぶのはじまりは、2014年10月のことでした。その年の春、18歳の一人の女の子が命を落としました。
拒食症でした。
心にしんどさを抱える子どもたちが、自分が必要とされる居場所があればいいなと思っていた矢先の別れでした。考えている場合じゃない。早く、居場所づくりをしなければ…
家から出るのもむずかしい不登校の子どもたちや、生きづらさを抱えているこ子たちに週に一回でも、とにかく家から一歩踏み出し、外の世界で過ごしてほしい。
家から一歩、トコトコと歩き出そう・‥それが「トコトコくらぶ」のはじまりです。
「トコトコくらぶ」では不登校の子どもの親が集まり、悩みを打ち明けたり、情報交換をしたり、美味しいお茶を飲みながら、貴重な経験を共有します。そして、「自分の子だけじゃない。特別じゃない」と気づきます。
子どもたちは自由に過ごせるところで、好きなことをしながら過ごし、「家とは違う空間でも大丈夫」という自信を積み重ねていきます。そしてエネルギーがたまったら、社会へ一歩踏み出していきます。
ゆっくりと、確かな足取りで・‥トコトコと・‥。