西宮市総合教育会議の傍聴
西宮市学校情報化について~GIGAスクール構想と西宮市の方向性
本日は、総合教育会議の傍聴に行ってきました。
令和2年度の第一回の総合教育会議は、「ギガスクール構想」という、なんだか「マジンガーZ」みたいな、国が奨めている教育構想についての会議でした。(インターネットを使って学びを深めると言いましょうか。。。決してキャラクターではありません!?)
市長、副市長、教育長、教育委員、教育委員会、政策局長、子ども支援局などの教育に関わる部署の面々が集まり、新型コロナの影響で一気に進み始めたICT教育について意見が交わされました。
今年度中に小中学校の児童生徒に、一人一台のタブレットの配布が決まっており、今後は活用方法が課題となります。
会議では、休校になった場合のオンライン授業については『リアルに勝るものなし』という結論。。。
その通りですが、いつ休校になるのかわからない現状では、いつでもオンラインで学校や先生とつながれるという安心感が必要だと思います。
6月議会での一般質問でも申し上げましたが、ICT機器はコミュニケーションツールとして役立てていただきたい。学習に使うには、習熟度に差がでたり、先生の準備に時間がかかったり、まだまだ多くの課題があります。
大事なことは、学校とのつながりを絶やさずどんな環境でも子どもが孤立しないことかと思います。
西宮市が目指す「ICTを活用した学びの姿」について
◎学校でのタブレットと大型掲示装置の組み合わせ(協働学習)など
◎各自のペースに応じた学び、特別支援、配慮を要する児童生徒への対応など
◎子どもたちの心理状態把握として、不登校や問題行動の未然防止。こころんサーモの活用など
この3つの柱で進められます。
そこに対して、どこからも反対意見はなく、ぜひこれを学校によって違ったりせずに取り組んでほしいという意見がありました。仰るとおりです。
そして、このICT機器を使うようになると、家庭での協力が不可欠であるという意見がありましたが、それは今でも同じで、家庭学習や生活状況など課題のあるご家庭ではなかなか子どもたちの学習の支援は行き届かないと思うのです。
と、教育委員の方も仰ってました。同感です。
それを、どこにつないでどう一緒に子育てしていくかということを考えなければと思います。機器の使い方のフォローという以前の問題です。
様々な意見がありましたが、残念ながら、病気で通えなかったり不登校の子どもたちの学びの保障や、障がいのある子どもたちの学び方の選択肢を拡げるという視点で話が出なかったのがとても残念でした。
少数の子どもたちのことになるからかもしれませんが、そこを考えるとかなりの子どもたちは学校が楽しくなると考えます。
以上、総合教育会議のご報告でした。