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西宮市議会 健康福祉常任委員会 管内視察及び勉強会の報告⑤

2022年度の健康福祉常任委員会の施策研究テーマは

「認知症と地域共生」について

管内視察と勉強会を合せて5件のご報告のうち、5件目は11月17日(木)の

⑤認知症の方の介護の現状について

認知症介護者の会「さくら会」のメンバーの方からお話を伺った。
さくら会は発足から21年目。約6~70名の方がおられる。市の「参画と協働」の取組とともに活動し、政策提案も行われてきた。事務的なことは支社協が担っているので、そこは当事者にとっては負担が軽い。おしゃべり会という定例会にあんしん窓口の担当者が参加しているのがとても有効的である。北部の方は参加がむずかしく、ぜひ北部で開催できるようにしてもらいたい。認知症の方への声かけ訓練などとても良かったが、広い地域では難しい。支社協には善意銀行があり、物資が集まると施設に寄付したりしている。

 

課題⇒障害者は手厚いが高齢者は支援が少ないというご意見があった。認知症の方が地域で生活して行くには介護者の存在が大きい。だからこそ介護者への情報提供や支援が必要である。さくら会の存在を知らない方には繋がるために広報に力を入れ、運営に関しては介護中の方はむずかしいので、引き続き市社協の協力とOBの方のお力を借りて運営を続けていただきたい。仕事一筋で生活してきた男性がいきなり介護者になると、家庭内のことから地域のつながり、何もかもがわからないことだらけになる。日ごろから、地域とのつながりや家庭の中の役割を担うことが、とても重要である。

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