西宮市議会9月定例会 教育こども常任委員会のご報告
2020年9月14日(月)
まだ9月定例会は終わっておりませんが、教育こども常任委員会で採決された
内容と民生常任委員会の傍聴のご報告させていただきます。
■児童・生徒を対象とした家庭学習支援給付金の支給(新規事業)
市民の皆さまからお寄せいただきました寄付金の『新型コロナ対策みやっこ
元気寄附金』が現在29,726,870円 378件(9月8日現在)となっております。
多くのお気持ちをいただきありがとうございます。
その寄附金を活用し、就学奨励金または生活保護費の支給対象となっている
市立小中学生(特別支援学校含む)に家庭学習等支援給付金として一人5000円支給。
10月中旬から対象者へ申請書を配布し、11月末に支給予定です。
寄附金活用の第一弾となる施策ですが、なぜ対象者が限られているのか、
なぜ5000円なのか、委員からも複数の質問が出ましたが、
全庁的に各部署で必要だと思われる施策案を提出し、
政策局が教育委員会の政策案に決定したとのことです。
■留守家庭児童育成センター管理運営事業
6月からの分散登校の対応や、民設の学童においては開所時間の変更などで
対応していただきました。その追加経費の増額補正と利用自粛要請を
おこなった利用者への使用料免除・還付についての補正予算です。
育成センター利用児童の人数について確認したところ、
例年よりもこの時期に辞めた児童の数がかなり増えているとのことでした。
理由ははっきりと確認していませんが、自粛で「留守番ができた」となったり、
人数の多い育成センターに通うことに不安に思われたご家庭が
増えたのかもしれません。
■子ども未来センター従業員への慰労金交付と緊急包括支援事業
こども未来センター「診療所」と「わかば園」への補助金と、
センターの従事者118人へ1人50,000円の慰労金が交付されます。
心身ともに負担の大きい業務であり、慰労金の配布についてはもちろん
反対はありませんが、未来センターだけの限定ではなく、
広く適用されるべきではないかという意見もありました。
自粛の間、診療所はどうしても対面の診察が必要な方には
リアルで診察があり、電話で対応可能な場合は、電話診療をしたとのこと。
リハビリやわかば園が閉まっていたことは疑問があり、
当事者の不安が大きいと考えられるので、
今後は何かあっても別の対応をしてもらいたいと要望しました。
■保育士・保育所支援センター事業委託先決定
2,3312,000円で保育協会に委託が決まりました。潜在保育士を発掘し、
仕事の斡旋業務としてマッチングシステムの構築が主な業務になる
とのことです。
広報も大切だと思うのでホームページが必要ではないかと意見を伝えました。
■図書館用ICタグ購入
UHFタグ(透明・両面シールタイプ 945,000枚) 29,287,500円
購入先 丸善雄松堂(株)神戸支店
今後、購入する図書館資料はタグ付きでの購入となります。
タグの補償期間は5年間。
【所管事務報告】
(議案ではなく報告なので今後の検討事項です)
●生涯学習の全庁的な推進体制について
令和3年度より、図書館、公民館、郷土資料館について、教育委員会から
市長事務部局へ移管する方向で協議を進めています。
西宮市がめざす生涯学習を全庁的におこなうために、
横のつながりを強化して行くというものです。
来年1月にパブリックコメントが募集されます。
その前に、パブコメの素案を委員会で確認したいと要望しています。
民生常任委員会の傍聴より
■(仮称)西宮市パートナーシップ宣誓証明制度について
性的マイノリティ当事者の気持ちにより添い受け止めるとともに、
人権尊重、生の多様性の尊重及び社会理解が促進されることを
期待するものです。
この制度については、パブリックコメントの実施が決まっています。
2020年10月24日(土)~2020年11月24日(火)まで
郵送、FAX、持参、インターネット、LINEでの提出方法です。
今回のご報告は以上です。
他にも多額の補正予算が可決される見込みです。
今後も市政にご注目ください!